〜京葉学舎からのメッセージ 2007〜

京葉学舎が育てようとしている学力=生きる力

いま中学1年生の子どもは10年後、小学1年生は16年後に、大学を卒業して社会へ出てゆきます。みなさんは、いまから10年後、16年後の社会がどのようなものに変わっているかを想像されたことがありますか。よく昔の一世紀がいまは10年に縮まったと言われたりしますが、そういうスピードで世の中は変化しています。この変転極まりない世界を子どもたちが生き抜いてゆくことの大変さを想うと、なんとかして自信を持って社会へ出てゆける能力をつけてあげたいと思うのです。それゆえに、目先の、すぐに剥げ落ちてしまうような成績(見える学力)よりも、その時には意識されていないけれども知の意識されている部分の背後にあってそれを支えている力(見えない学力=暗黙知)の方を重視した授業を展開したいと考えています。

具体的には、教科書に出てくる基本的な「概念」を徹底的に理解させ、その上で何が課題なのか、その課題を解くにはどう考えればよいのか、それをどうやって表現するのか、といたっことを教師と生徒との間のやりとり(問答法または産婆法)を通じて、考えることを深化させてゆきます。その際、フィンランドメソッドといわれる

  1. 発想力
  2. 論理力
  3. 表現力
  4. 批判的思考力
  5. コミュニケーション力

なども導入してゆきます。これらは、いわゆるメディアリテラシーといわれている情報の読み取り方とも通じるものであり、21世紀の情報化社会を生き抜く基礎基本となるものだからです。

そのためには、すべての子どもたちに生まれつき備わっている神秘さや不思議さに目を見張る、さまざまな情緒や豊かな感受性を育てることにも注意を払ってゆく必要があります。月に1〜2回、土日には教室を飛び出して、博物館や図書館や美術館、泉自然公園や青葉の杜公園や三番瀬、佐倉市にある国立歴史民族博物館などの催しなどに参加することにより、教科書を超えた情報を獲得してもらいたいと考えています。

(07年7月11日)